ビジネスモデルを考えよう!

1+1が2.5以上となるように考える

 ある程度のクライアントができ、毎月の収支がとんとんになると、はれて第一段階クリアとなりますが、それでもできればバイトはまだしばらく止めないほうがよいでしょう。仕事を一人でこなすことがいっぱいいっぱいとなった時、次に、人を雇う=オフィスを借りなければならない、という問題で悩むことになります。家族がいるところへ他人が働きに来る。あなたの家族にいらぬ気を使わせてしまい、雇用される側もいやだと思います。第二段階に入り、人件費+事務所代、毎月の経費がいきなり跳ね上がる構図に本当に深刻に悩みます。どうしようか。一人株式会社でちまちまとやっていくというスタンスなら別ですが、あなたは大きな夢を描いて起業したはず。人を雇って雇用を創出するという壮大なミッションと使命、将来像を掲げて開業したはずではないでしょうか。それでもこのタイミングで事務所を借り人を雇ってしまうと、翌月からいきなり大赤字となってしまいます。難しい状況にさてどう結論するか。
 そんなわけで、その前に考えてみたいことは、あなたの会社が持っている独自資源を使って、それほど手間なく数万円程度の副収入を稼げないだろうか。たとえばあなたが定期的にオフィスをルートでまわるサービスを展開していたとしよう。どこのオフィスでも毎月使っている必要なOAサプライや物品を自社でついでに届けるとかレンタルするとか、ついでの商売ができないだろうか。アスクルやカウネットは巨人で、某大な商品群を持っており、しかも翌日届く。あなたが同じことを真似てみても、とても太刀打ち不可能なことは容易に想像できるが、それでも彼らにはなくて、あなたのビジネスなら実現可能なことは何かを、深く熟考すればきっとあるはずだ。どう差別化するかを考えればいい。

 たとえばあなたのビジネスが半径数キロ以内の狭い商圏内だとしよう。天気のよい日に自転車でまわり、○○市駐輪マップを作るのはどうだろう。編集をしてホームページにアップして、広告収入やアフェリエイトで稼ぐことはできないだろうか。

 たとえばあなたの会社に営業業務上で知り得た特殊なデータがあるとしよう。そのデータを二次加工して、統計としてホームページでアップ公開したら、必要としている人があなたのホームページを見に来ないだろうか? ページのすみにアフェリエイトバナーを貼り付けておいたら、事務所の毎月の通信費くらいにならないだろうか。

 1+1が2.5以上になる可能性があるビジネスモデルのひとつに、たとえば宅配ピザ屋とレンタルDVDチェーンが提携したらどうなるだろう。宅配ピザを利用する人のシチュエーションの一つ、土曜日の夕方、自宅のソファーでのんびりとピザをつまみながら、ヤ○ダ電器で買ったばかりの大画面地デジで映画をまったりと鑑賞する。平凡ではあるが素敵な土曜日の夜になるだろう。電話でピザを注文するついでにDVDのタイトルをセットでオーダーできたら、どれだけ便利だろうか。届いたピザの箱の中に、来月入荷予定の映画のタイトルをお知らせしたら、来月も宅配ピザのリピートが取れやしないだろうか。逆もある。レンタルDVDチェーンの店頭でピザがオーダーでき、帰る頃にはピザが家に届く。宅配ピザ屋さんとレンタルDVDチェーンが業務提携をするだけで、お客さんの利便性が簡単に上がる。 

 人を入れる前に、あなたがすでに持っている経営資源や独自資源、他人には持ち合わせていない経験は何かをよく考え、プラスアルファの売り上げが2本目の事業柱に発展する可能性はかなり高いと言い切れる。